
束縛するほど好きだった不倫相手(既婚男性)への愛情が憎しみに変わった瞬間
私はバツイチで娘が一人います。
相手は既婚者で、当たり前ですけど奥さんと娘さんが一人いました。
出会いは私が働いていた職場に、副業のバイトという形で入ってきた彼と仲良くなり不倫関係に至りました。
彼の方から「付き合って欲しい、奥さんとは冷め切ってて…」みたいな感じで話されたので、私もその時彼氏もいなかったし「少し遊び程度に付き合って見てもいいかな!」って軽い気持ちでOKし、不倫関係がスタートしました。
最初は会ってるときは楽しくて、相手が家に帰ってるときでも何とも思いませんでした。
奥さんとは冷め切っていると聞いていたのと、最初はそこまで好きではなかったので全く平気でした。
何度も二人でデートを重ねていくうちに、彼の男らしい一面とふざけた一面と、なんといっても今まで付き合った彼氏とかよりも愛されている感じが、彼のすべての行動や言動から感じ取れ、気づいたときにはもう、手遅れになるほど彼のことを愛してしまっていました。
奥さんとは冷め切っていると聞いていても、彼が家に帰ると「いま奥さんと話しているのかな」「娘がいないときは二人でなにしてるのかな…」と常に彼のことで頭が一杯で、彼の奥さんに対する嫉妬心で溢れ、おかしくなりそうで胸が苦しくて辛かったです。
そして、付き合いを続けて半年くらいたったときから私の家に泊まってそのまま次の日仕事に行くという事が増えました。
本当に本当に幸せでした。
しかし、彼に惹かれ過ぎていて、今まで一生懸命にやって店長にまで上り詰めていた仕事もおろそかになり、だんだんミスも多くなり、周りの社員やパートさんからも「最近おかしいのでは?」と言われるほどになってしまっていました。
幸せな日々と嫉妬に狂う日との繰り返しをしていくうちに、一緒に居られないときの彼に対する束縛がかなりひどいものになっていました。
それも相談したりしていた友達に言われるまで自分では全く気づきもせず、束縛しているという実感がなかったのです。
でも気づいたときには、すでに遅くて彼は私のことを重い存在と感じるようになっていたようで、喧嘩もするようになり口も聞かないような大喧嘩も頻繁にするようになっていました。
彼の気持ちはだんだんと冷めていってたんです。
そしてある日、彼が私の家に泊まりました。
いつも目覚めは彼の方が早くて、私は朝が苦手でなかなか起きれないタイプでした。
その日朝起きると、となりに寝ているはずの彼の姿がありませんでした。
他の部屋を見てもいません。トイレにも入ってない、玄関を見ると靴がない。
「またコンビニでも行ってるのかな」と、朝食の支度を始めながら待っていました…が、30分、一時間たっても帰ってきませんでした。
電話してみようと携帯を持ったとき、彼の携帯もいつも持っているバックも置いてあった服も何一つ無くなっていることに気づきました。
急いで彼の携帯に電話をかけ、何度かけても出てくれずLINE送っても既読にならず…。
それから三時間くらいずっと電話をかけ続け、LINEを送り続けていました。
するとLINEの受信音が…急いで開いてみること「ごめん。もう終わりにしたい」とありました。
別れるのだけは嫌だと思い、また電話をかけると出てくれました。
でも電話なんかで終わらせたくないから最後に一度会って欲しいとお願いしました。
会って話さないとこのまま別れることになってしまうと思ったんです。
最初は嫌がっていた彼でしたが、その後近くで会ってくれました。
何度も謝り復縁を望みましたが、彼の気持ちは変わらず最後はキレられて別れました。
私は二週間くらい仕事に行けませんでした。食事も取れず毎日泣いていたのですが最後は涙も出ませんでした。
もう平常心ではありませんでした。
彼がなにもなかったように家に帰ってるのを想像すると許せなくなりました。
愛情が憎しみに変わってしまっていたんでしょう。
私はペンを取りました。
彼との出会いから楽しかったことをすべて、そして少し大げさに書いていました。
その手紙を書いている相手は彼の奥さんにだったので。
彼の子を中絶したりもしていたのでそのことも書きました。
彼が奥さんの悪口を言ってなかったことまで、とてもひどい言葉で書いていました。
そして頭が狂っていた私は彼の家を知っていたので、彼のいない時間を狙い彼の家に車を走らせました。
インターホンを鳴らすと女の人が出てきました。奥さんです。
私はなにも発することなく手紙の入った封筒だけ奥さんの前に差し出しました。
不審そうに受け取った奥さんはその場で読み始めたので、私は逃げるように彼の家を後にしました。
それから彼がどうなったのかは知りません。
不倫は怖いです。というより私は怖い女でした。
結局終わっちゃうことが多いんですよね。。
今回ご紹介するのは、不倫相手の既婚男性を束縛したくなるくらい好きになったFさんからの体験談です。
ある時に彼に振られたのをキッカケにFさんが取った驚きの行動とは…