
既婚者と社内不倫をしていたが別れた瞬間にメールの嵐がきて冷めてしまった話
私は今までに2人の既婚男性と不倫経験があります。
その中でも一番夢中になり、長く付き合っていたAさんの話をします。
Aさんとの出会いは、私が働いていた職場にAさんが中途入社してきた事から始まります。
とても明るくて話も上手で、Aさんは一瞬にして会社のムードメーカーとなっていました。
そんなAさんに私は「なんて楽しい人なんだろう、もっと仲良くなりたい!」という気持ちを持っていました。
でもAさんは既婚者で、奥さんは妊娠中であると聞かされていたので、アプローチをする訳でもなく仕事終わり皆で食事に行ったりするくらいで、私もそれで満足していました。
そして月日が流れ、偶然休憩時間が重なった時なんとなく私が「Aさん、私のタイプだよー!」と言ってしまいました。
するとAさんは嫌な顔ひとつせず「ありがとう!」と答えてくれたのでした。
なんとなくそこからお互い意識し急接近し、ある夜に肝試しをしようと2人で夜の神社を歩いて回っていました。
極度の怖がりだったAさんはずっと私の腕にしがみつき、ビクビクと怖がっていました。
その横で平気な私は密着できていることにとても幸せを感じていました。
そして無事に駐車場まで戻り、手を繋ぐことに。
この時私の胸の高鳴りは最高潮に達していました。
するといきなり彼の方から抱きしめられ、キスをされました。
嬉しくて私は「ずっとこうなりたかった…」と全てを受け入れました。
その日を境にお付き合いがスタートし、毎日のように仕事終わりにAさんの車に乗り込み話をしたりイチャイチャしていたりしました。
Aさんは財布の紐は奥さんに握られており、毎月のお小遣いをやりくりしてデート代に充てていました。
ホテルなどしょっちゅう行けるわけもなく、だいたいは車内で行為をしていました。
Aさんは自分の夫婦生活の事を仮面夫婦、仲が悪いと言っていました。
お金がなく奥さんの実家に居候させてもらっており、ストレスもあったのだと思います。
そんな窮屈な日々より自由に遊べる私との付き合いを優先して、毎日日付が変わる頃まで仕事し、朝になるまでずっと一緒にいました。
社内恋愛となったわけですが当然周りに言えるわけもなく、隠れてお付き合いをしていました。
そのせいかAさんからの束縛が酷く、他の男性社員と話していると怒りのメールが届いたり何を話していたかしつこく聞かれたりしていました。
一度や二度なら気になりませんが、仕事に支障が出る程の束縛だったのでとても苦労したのを覚えています。
それでもAさんの事が大好きで一緒にいたかったので、離れずに付き合いを続けていました。
そんな付き合いに転機が訪れたのが、妊娠中の奥さんが出産した事でした。
それからは気軽に連絡をとったり夜中に会ったりする時間が減っていきました。
不仲だったとはいえ、自分の子供は格別に可愛いかったのでしょう。
会えないことに対する不満から喧嘩も増え、ついにAさんから別れ話を切り出されるのでした。
最後に「嫁と結婚してなかったら、絶対一緒になってたのに。なんで出会う順番が違ったんだろう」と言われ、涙が止まりませんでした。
辛い別れでしたが私は「気持ちを切り替えていこう」と仕事に趣味に時間を費やしていました。
別れて1週間くらいして、自分から別れ話をしたにもかかわらずAさんからは生存確認のようなメールが届くようになり、返信はしていましたがなんとも妙な気持ちになっていました。
ある日、友達経由で男性を紹介してもらうことになり食事会を開いてもらうことになりました。
その時も「何してるの?」とAさんからのメール。
いよいよ邪魔くさくなってしまった私は「今から男の子と遊ぶから!もうメールしてこないで!」と送りました。
するとそこから「なんで紹介してもらうの?嫌だ」「どこのお店でやってるの?」「今市内を走ってるよー場所教えてー」とメールの嵐!この件で嫌悪感が最大になり、無視をすることに決めました。
やがてメールはこなくなり、普段の生活に戻りました。
それから一年経って、元職場の人の結婚式で再会した時も普通に友人として接することができました。
私もそれから恋をして、今は三人の子供に恵まれました。
旦那には不倫経験があったなんて話していないしこれから話すつもはもありません。
ですが、あの情緒不安定に陥り易い妊娠時期に、不倫相手と毎日遊び回っていたAさんの事をあんなに大好きだった事が正直恥ずかしいです。
もし私が旦那に同じ事をされていたら、一生許すことはないでしょうから。
若かったからこそ、勢いで付き合えたんだなぁとしみじみ思います。
今回ご紹介するのは、社内不倫を楽しんでいたTさんの話。
しかし別れた直後に元不倫相手からメールの嵐がきて急に冷めてしまったというエピソードです