
【死ぬ死ぬ詐欺】20歳以上年上の既婚男性・会社役員との不倫体験談(30歳女性)
50代後半の会社役員の男性と、不倫関係になりました。
行きつけの飲み屋さんでマスターを介して仲良くなったのがきっかけです。
30歳になったばかりの私は、ふた回り以上年の離れた彼を好きになるとは、まさか思ってもいませんでした。
最初は共に飲み屋に居た私の友人も交えての食事会でしたので、好感度も高かったです。
彼は奥さんと娘さんが1人。
自宅は茨城県にあるのですが、会社が東京の為、単身赴任をしているそう。
奥さんが難病を患っており、長くは無いだろうという事も次第に打ち明けられました。
治ることはなく進行を遅らせるしかない病気だそうです。
だんだんと筋肉が弱っていき、生きられなくなってしまう病気なのだと。
難病宣告をされた時に、「俺は覚悟を決めたので辛くは無い」と言っていました。
今は週末に彼が帰り、平日は娘さんと、お婆ちゃんで介護しているとのこと。
彼は単身赴任で1人暮らしの為、毎日飲み歩くかコンビニ弁当生活と聞き、思わず「私が好きな物を作ってあげるよ!」と言ってしまいました。
すると「イカと里芋の煮物が食べたい」と言われ、作って自宅に差し入れた事がきっかけで、深い仲になっていきました。
週末は彼が介護のため帰省するので、会うのは月曜から木曜のどこか。
いい年齢なので、美味しいお店を知っておりたくさん連れて行ってもらいました。
そして若い彼女が出来た彼はとても張り切ります。
セックスも薬を服用し万全の状態。
イベントごとも欠かさず、プレゼントは値段もきにしません。
私が、これはさすがに高すぎるな、悪いなと言っても「お前が欲しいといった物を買ってあげたい。それが男心なんだ」と言ってなんでも買ってくれました。
会社の役員だけあり、仕事の悩み相談をするととても頼りになりました。
聞き上手で周りの人を傷つけず、部下を大切にする彼の話は、仕事に悩む当時の私には本当に、優しく染み渡りました。
実際に彼からもらったアドバイスは今でも心に留め、実践しています。
一見は親子に見える2人で、だいぶおじさんでしたが大切にされており、居心地が良かったので、当時は満足して付き合っていました。
1年程付き合っていると、彼は結婚をほのめかし始めます。
「お前を最後の女にしたい」と言い出しました。
さすがに自分の親とさほど年の変わらない彼とは、結婚する気は無かった私ですが、30歳も過ぎあせりはあります。
彼はお金もあるなぁ。
子供も嫌いではなかったので、彼と結婚して悠々自適に暮らすのも悪くないかと思っていました。
そんな中、ある時奥さんの病状が悪化します。
日常生活はそれなりに送れていたそうなのですが、ここしばらくは寝たきり。
ろれつも回らなくなってしまったそうです。
そんな報告をしながら涙ぐむ彼。
「もう長くないと思う。もしオレが1人になったら、ずっとお前と一緒に居たい。」そう言い始めました。
同情してしまい、そうだね、それもいいね。と返しました。
そしてしばらくすると奥さんの容態も落ち着き、リハビリ出来るほどになったそう。
私も一安心しました。
ただ、彼との結婚は遠のきます。
さすがに早く亡くなって欲しいとまでは思ってはいません。
落ち着いてくれてよかった。でもそこから1年間、またこのもうすぐ死ぬ死ぬ詐欺が繰り返されます。
今思えば彼は、老後の面倒を見てくれる人が欲しかっただけなんだなと思います。
私の気持ちもやがて冷めていきました。
逃げられると追いかけたくなる物なのか、私が冷たくなると彼はしつこく言い寄ってきます。
死ぬ死ぬ詐欺も聞き飽きたし、何より他人の死を待っているようで耐えられません。
気がつけば私には他に好きな人が出来ており、彼からはフェードアウトしました。
何で付き合っていたのか今ではわかりません。
今回ご紹介するのは、50代後半の会社役員男性(既婚者)との不倫関係にあったAさん(当時30歳)からの体験談です。
「奥さんの命はもうあと僅か、だから最後の女はお前にしたい」と言われて期待したAさんでしたが…